きりのブログ

パソコン、開発関係の思いつきと作業記録

故障箇所の特定

できませんでした。良い意味で。

今回も「ZOTAC GeForce9300-ITX WiFi(GF9300-D-E)」のお話です。

メモリスロットを疑う

CPU, メモリ共に異常がなさそうだったので、メモリの配置換えをしてみました。メモリスロットが死んでいるのでは、と予想したためです。

検証環境

余っているケース&電源がないので、前回と同様メインマシンを開腹して借用しようと考えていたのですが、面倒だし既存PCに手を入れるのは 結構気を使う・・・何処かに電源だけ転がってないかなーと考えたところ、先代マシンに思い至りました。

これは二年前まで使っていたミドルタワー型Pentium4自作機。購入は2001年頃なので10年前の代物。たまにパーツを変えたりはしてましたけど。今年の年初にメインマシンが起動しなくなり、ネットでの急ぎの用事を済ませるため久しぶりに火を入れたところ問題なく動いてくれてとても助かりました。翌日には起動しなくなっていましたが・・・(;_;)

スペック

ケース:不明(ミドルタワー。メーカー不明。電源付きだった。ソフマップで安めのものを買った記憶)
電源:350W(ぐらい。別途購入し付属電源と交換したもの。静音を謳っていたが効果は・・・)
M/B:GIGABYTE GA-8IDXSDRAM対応)
CPU:Pentium 4 1.7GHz(Socket478)
メモリ:768MB(色々寄せ集め)
HDD:3.5inch 80GB(メーカー忘れた)
ビデオカードRadeon 9200系(だと思う。AGP。エントリー的な位置づけだったか?)
NIC:PCI系

もう動かないし動かす気もないのでスペックは手抜きです。
上記の他、PCMCIAスロット拡張カード、IEEE 1394アダプタ拡張カード、CDドライブ、FDドライブ、HDD冷却マウンタとか付いてました。ケースを開けて唖然としましたが、ひどいホコリ・・・ファン付きのHDDマウンタが一層拍車をかけていたみたい。

電源ってどうなの?

本題に戻って、まずは動作確認をば。

前回同様M/B丸裸で電源ケーブルだけケースから引き出して接続し・・・あれ、pin数が違う・・・

同じATX12V電源でも、PCI Expressが出始めた頃にメインパワーコネクタ(PSUコネクタ)が20pinから24pinに仕様が変わっていたのでした。多くのM/Bは20pinも受け付けてくれるらしいので、ダメ元でとりあえず接続。

結果

メモリの位置を入れ替えて2枚刺にし電源入れたらちゃんとBIOS起動しました。ちょっと感動。

ということは、不具合の原因はなんだったんだろう。微妙にM/Bかメモリがヘタっていて不安定になっていたのか・・・な。ちゃんとした原因は掴めませんでしたが、起動したので良しとします。

常用に耐えるのか?

ってことは、後はケース&電源とHDDがあればもう一台組めます。
いやいや違う違う。 BIOS起動は確認できましたが、実際にパーツを揃えて組み上げたらやっぱり動きませんでした、じゃ悲しすぎるのでちゃんと常用できるのかまで調べておく必要があります。ということで、OSのインストールをしてみました。

ミドルタワーにMini-ITXを組み付け

本当ならここで新しいケースに組み付け!といきたいのですが、あいにく今月は出費がかさんでいてMini-ITXにフィットするPCケースは買えません。目星はついてるんですけどね・・・(ISK 310-150)
とりあえず(大きさはともかく)目の前にケースと電源があることですし・・・今装着されているパーツ類では動かないため色々勿体無い気になったのでケースに組み付けちゃいます。デカイですが・・・

HDDは先日実家のノートPCのを交換した余り(不良ブロックあり)があります。いつ壊れてもおかしくないことは承知で、HDD Regeneratorで不良ブロックを修復し、不具合箇所を除いてパーティションを切って使えるようにしました。この電源、SATA電源のコネクタは持っていませんが、ZOTACのM/Bに4pinオスをSATA電源に変換するケーブルが付いてたので助かりました。

まずはバラす

おもむろに既存M/Bを始めとした拡張カード・ドライブ類をケースから取り外します。

勢い余ってHDDマウンタやFDDも外したんですが、元々のカバーが見つからないしFDDの口は隙間になっちゃうしでホコリの大量流入が目に見ています。しょうがないので蓋がわりに再度取り付け。後で拡張カード類の蓋も見つけてこないと・・・

そして組み立て

このケースはかなり精度が悪くて、M/B付属のバックプレートを取り付けると各種インターフェースと干渉してしまうためバックプレートなしで使ってきました。ホコリもエアフローもあったもんじゃないです。今回は無理やり合わせてネジ止めしてやりました。基盤が歪みそうですがキニシナイキニシナイ。

ケースファンは背面1、前面1、HDDマウンタの3つです。が、M/Bには3pinの口が1つしかありません。HDDマウンタは使わないので無視。前面下部のファンは4pinオスを3pinに変換するアダプタで電源から直接取りました。回さなくても大丈夫でしょうけど気休めです。(予想より風量があったので、サイズが合えばメイン機CF-A8989RD150背面ファンと交換しようかな、と思ったり。)

HDDですが、このケースには2.5inchのドライブベイがないのでとりあえずネジ一本でそれとなく留めておきます。仮住まいなのでOKです。

ガランとしたケースにMini-ITXがこぢんまり収まりました。よしよし。

OSのインストール

常用に足るかの検証を兼ねてOSをインストールします。起動しなくなった旧PCで使っていたWinXP Proを使用。Linuxでもよかったんですが、このM/Bはドライバが入手しにくいと見かけたので。(ソース失念)

結果、無事インストール完了しました。

今後の妄想

せっかくHDMIの口があるのでリビングPCにして液晶テレビに繋ぎたいんだけど、この図体だしXPだし。とりあえずこのまま寝かせて、いつかマトモなケースとHDDを奢ってあげたいと思います。

(後になって気付きましたが、元々ケースに付属していた電源が単体で眠っているのを忘れてました・・・組み付ける必要も、ケースを開ける必要さえなかったという・・・)